今回は『ディズニーランド流心理学「人とお金が集まる」からくり』を購入したので、読みたいと思います。
比較的最近発売された本ですが、ディズニーマニアには注目の本ですよ!
どんな本なの?
書いた人:山田眞 (ジャーナリスト)
さっくり内容:取材をもとにパークの”しかけ”を解明する
さっくり内容:取材をもとにパークの”しかけ”を解明する
本書は、同志社大学法学部を卒業後、読売新聞で勤務し独立した『山田眞』氏によって書かれた本です。
彼は、経営戦略や地域振興のあり方を取材活動をもとに考察しています。その実力をもとに、東京ディズニーリゾートに人とお金が集まる構造を解明しています。
心理面に重点を置いていますが、空間構成やサービス、経済など様々な視点からアプローチされているため、濃厚な内容に仕上がっています。
隠れミッキーや待ち時間短縮などの裏技は書かれていませんが、東京ディズニーランドを心から愛する人に、特に読んでもらいたい本です。
どこで買ったの?
ぼくは、BookoffOnlineで購入しました。
数年前に手に入れたのですが、タイミングよく中古の在庫があり、200円で買うことができました!!
Amazonは、在庫が豊富なのでオススメです!楽天市場やYahooショッピングでも、たまに値段の安い中古品が出品されていることもあります。
こまめにチェックして、在庫があるうちに買っちゃいましょう!
本の構成は?
下記のような5章から構成されており、236ページで文章が中心です。
- なぜ、ディズニーランドに「もう一度行きたい」と思うのか
- なぜ、ディズニーランドでは「時間を忘れる」のか
- なぜ、ディズニーランドでは「夢」が商品になるのか
- ディズニーランドでは「幸せ感」をどう演出しているのか
- なぜ、ディズニーランドでは「誰もがVIP」になれるのか
章の中でも、さらに項目が分けられているため読みやすいです。
気になった内容は?
音楽は行きと帰りで違う!?
著者によると、舞浜駅〜パークまでの音楽も心理的な影響を与えているといいます。
駅から続く錬鉄製のブリッジを歩いていると、ブリッジの柱の部分に埋め込まれたスピーカーからBGMが流れてくる、最初は「くまのプーさん」など、ディズニーアニメの中でも、ゆったりしたテンポの曲が中心だ。
それがゲートに近づくにつれて、「ミッキーマウス・マーチ」などのテンポのよい音楽へと変わっていく。(p,35)
行きはテンション上がる曲が中心なのですね!
これが帰り客が増える夕方以降になると、「星に願いを」や「ベナロッテ」などのしっとりとしたロマンチックな旋律に変わる。余韻をかみしめているゲストの心に、追い打ちをかけるように「また来ようね」と囁くわけだ。(p,36)
確かに、帰りはしっとりとした曲が多いかもしれないです。そういう雰囲気も、心理に影響していたんですね!
ちなみに「ベラ・ノッテ」ですかね。メインエントランスの音楽はCDでも手に入るので、ぜひチェックです!
歩いても疲れない地面!?
さらに、著者はパークの足元にある、地面素材にも注目しています。
東京ディズニーランドの場合、長時間歩いているのに、足が疲れにくい。
なぜか。
パークの「地面」のおかげなのだ。(p,82)
疲れないのには、地面に秘密があったんですね!
東京ディズニーランドの「地面」の表面には、足の歩行のショックを吸収する特殊な加工が施されているのである。
(中略)
もう少しわかりやすくいうと、コンクリートの上に弾力性のあるラバーを貼っていると思ってもらえばいい。それによって、ゲストが歩くたびに感じる衝撃が、吸収されているのである。(p,35)
ちなみに、摩擦係数も考慮されてるって、この本に書いてありました!
「出入口」が1つの理由
ご存知の方の多いと思いますが、東京ディズニーランドの出入り口は1つです。それについても述べられていました。
これは、米国カリフォルニアに最初のディズニーランドが計画されたとき、ウォルト・ディズニーが強く主張したため(p,112)
日本の東京ディズニーランドにも、ウォルトの意思が宿っているわけですね!さらに詳細な理由は・・・
それはディズニーランドをつくるに当たって、ウォルトの頭の中にあったのが、映画の世界を現実の世界に再現することにあったからだ。
もし映画を途中から観はじめたら、話の流れがわかりにくくなり、作品を100%楽しめなくなる。そんなものはディズニーではないと考えたのである。(p,112)
確かに、パークを映画と例えたら納得しやすいですね。途中から見たら何が何だかわかりませんもんね!
柵の高さにまでこだわっている!?
なんとパークでは「柵の高さ」にまで配慮がなされているといいます。それは、主にパークの写真撮影スポット「ピクチャーポイント」に見られるみたいです。
そこで記念写真を撮ろうとして、カメラを構えて下がる際に、柵に足を取られないように、「ピクチャーポイント」の正面の柵は腰の高さにしてある。通常の柵は、大人の膝より低い。だが、カメラのファインダーを覗きながら、下がってくると、つい下がりすぎて柵に足を取られて、転倒してしまうこともあり得る。(p,198)
なるほど!お父さんに頼んで写真撮ったら、柵につまづいて怪我したなんていう思い出は悲しすぎますもんね。
ぼくのオススメの買い方!
ぼくのオススメの買い方は「1,500円以上のお買い上げで送料無料!通販ショップの駿河屋」です!知る人ぞ知る中古品の通販サイトなのですが、駿河屋で扱っている商品は、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングでも検索できない場合が多いです。
ディズニー関連の本やCD、DVDもなぜか破格で出品されていることが多いです。
ぼくもお世話になっています!!
在庫は激しく変動するので、タイミングが合えば、破格に出会えるかもしれません。
まとめ
東京ディズニーランドを心理の視点から、徹底的に解明した本でした。他にも読んでみたので、ぜひ参考にしてください!
空間構成やサービス、経済など広い視野から東京ディズニーリゾートの仕掛けを解明しているので、非常に面白い本です。
ちょっと昔に発売されていますが、比較的手に入れやすいです。一読する価値はあると思うので、ぜひチェックしましょう!
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