今回は『ウサギどん キツネどん(リーマスじいやのした話)』を購入したので、読みたいと思います。
少し昔に発売された本ですが、ディズニーマニアにはおすすめの本ですよ!
どんな本なの?
書いた人:ジョーエル・チャンドラー・ハリス(アメリカの民話研究者)
ざっくり内容:スプラッシュ・マウンテンの元となった映画の原作
この本は、1953年に岩波書店より初版が出版されました。2010年に発行されたものが最新のものみたいです。
アメリカのジャーナリストで民話研究者の、Joel Chandler Harris(ジョーエル・チャンドラー・ハリス)(1848-1908)が書いた物語が日本語に訳されています。
アメリカで出版された『アンクル・リーマス-その歌と話』という本から、黒人のことわざ・歌・雑談の部分を除いた「古い大農園につたわる物語」全部を訳したものだそうです。
ちなみにこの本は、東京ディズニーランドにもあるアトラクション「スプラッシュ・マウンテン」の元にもなったディズニー映画「南部の唄(Song of the South)」の原作です。
つまり、「この本」→「南部の唄」→「スプラッシュ・マウンテン」という感じなので、非常に貴重な書籍です!
隠れミッキーや待ち時間短縮などの裏技は書かれていませんが、東京ディズニーリゾートを好きな人にとっては、気になる本ですね!
どこで買ったの?
ぼくは、楽天市場で購入しました。
数年前に手に入れたのですが、タイミングよく中古の在庫があり、411円で買うことができました!!
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本の構成は?
下記のような34の話から構成されており、281ページあります。
文章が中心ですが、たまに挿絵もあります。
スプラッシュ・マウンテンを好きな人にとっては、たまらない内容ですね!
- リーマスじいやと男の子
- タールぼうずの話
- フクロネズミがけんかぎらいなわけ
- ウサギどんとイバラのしげみ
- 「大洪水」のものがたり
- キツネどんが騙されて馬になった話
- キツネどんとハゲタカどんといっしょにだまされた話
- キツネどんとハゲタカどんから「かつがれ」た話
- メウシのおばさんがウサギどんにだまされた話
- カメどんのすけだち
- オオカミどんのしっぱい
- キツネどんとカメのおやじさん
- オオカミどんがたいへんなめにあう話
- カエルにだまされたキツネどん
- キツネどんがウサギどんにえものを取られる話
- ウサギどんのサカナつり
- ウサギどんがバタをなめてしまった話
- ウサギどんにあいてがあらわれた話
- スズメこぞうの話
- ウサギどんが肉をかくした話
- ウサギどんがまた手ごわいあいてにあう話
- 子ウサギたちの話
- ウサギどんとクマどん
- クマどんがウシガエルじいさんをつかまえる話
- ウサギどんがふさふさのしっぽをなくしたわけ
- カメどんがうでまえを見せた話
- フクロネズミのしっぽに毛がないわけ
- クマどんのさいご
- キツネどんのさいなん
- 石たたき試験とウサギどん
- 大農園のまもの
- ひとだまの話
- くろんぼが黒いわけ
- キツネどんのさいご
気になった内容は?
ウサギどんは、なぜイバラのしげみに投げ込まれた?
『キツネどんや、あんたがわしを、どのようにしなさろうと、かまやせん。』と言うたね。『−けんど、あのイバラの中に投げ込むことだけは、どうかかんべんしておくれよ、なあ。まるやきにしてくれてけっこう。けんど、あのイバラの中に投げ込むことだけは、たのむから、ぜひゆるしておくれ。』と、な。(p,35)
スプラッシュ・マウンテンの最後の落下シーンの元となったストーリーですね!
『皮をはがれるのけっこう、キツネどん。』と、ウサギどん。『−わしの目玉えぐり出しても、わしの耳を根こそぎひっちぎってくれても、わしの手足を切ってしもうても、かまやせんよ。だけんど、ごしょうだ、キツネどん、あのイバラの中にだけは、投げ込まんようにしておくれよ、なあ。』(p,36)
まるで、ダチョウ倶楽部のような掛け合いが続いていました。そして・・・
キツネどんは、ウサギどんをできるかぎりひどいめにあわせてやるつもりじゃった。それで、ウサギどんのあと足ひんにぎって、タールぼうずからひっぺがえすと、イバラのしげみのどまんなかへ、ピュウゥ!と、ほうりこんだね。(p,37)
ウサギどんの反応は・・・
『キツネどんよ。もともと、イバラの中で、うまれ育ったこのこのわしじゃ!』
こう言うとな、まるで、もえさしにとびこんだコオロギみたいに勢い良く、ピョンピョンとびはねながら、逃げていったね、ウサギどんは。(p,37)
ウサギどんが一枚上手だったんですね!その様子がアトラクションで再現されています!映画「南部の唄」でも観られますね!
クマどんはアルバイト中だった!?
ある日のこと、ピーナッツ畑をまわって、よくしらべてみると、ひとところ、かきやねがやぶれ、そこの横板がこすれてツルツルになっとるのがわかったもんだから、ちょうどそこんところに、キツネどん、わなをしかけた。(p,178)
まずは、キツネどんが畑に罠を仕掛けたようですね。
あくる朝、ウサギどん、こっそりとやって来て、かきねのやぶれめ、ぬけようとして、その輪にひっかかった。両手のつけねのまわりをギュッとしめつけられて、ビーントはねあげられたね。(p,178)
そして、ウサギどんが罠に捕らえられてしまいます。そんな時、クマどんが通りかかり、尋ねます。
『そんな高いとこに、ちゅうぶらりんになって、いったい、なにやっとるだね?』と、たずねると、ウサギどん、答えるにゃ、
『1分間1ドルの金もうけをやっとるとのことだ。』とこうだ。
『どんな風にしてやるだね?』と、きくと、ウサギどん、
『キツネどんのピーナッツ畑にカラスが今ように、かかしをやっとるのさ。』(p,180)
アトラクションで見るあのシーンは、クマどん、アルバイトのつもりだったんですね!映画「南部の唄」でも観られますね!
クマどんは、ハチとウサギどんに殺された!?
『あんたは木のぼりをやれよ、クマどん。そしたら、わしが、バタバタやってハチをおいだそう。あんたが上の穴までのぼったら、わしが、このマツの某で、あんたの取れるところへ、ミツをおしあげてやる。』(p,219,220)
そんな風にして、クマどんはハチミツを取るために木のぼりをします。プーさんみたいですね!
クマのおやじどん、手につばつけて、木によじのぼってって、頭を穴につっこんだ。そこで、ウサギどん、マツのぼうにぎって、なんと、ハチどもをひっかきまわしたのなんの、お話にならんほどじゃ。(p,220)
クマどんは蜂の巣がある穴に、頭を突っ込んでしまいます・・・
ハチどもは、ワァーンとクマどんの顔や頭にたかったから、たまらん。クマどんの頭は、まだ穴から出さんうちに、そこの水がめよりももっと大きくふくれあがって、穴から打線ようになってしもうた。(p,220)
クマどんはウサギどんにはめられたんですね・・・
キツネどんは、人間とウサギどんに殺された!?
『さあ、もう、どうにもならんようになってしもうたわい。』とキツネどん。
『どうしたらいいだろ?』と、ウサギどん。
『おれはイブクロへはいるから、あまえは、タンノウへとびこめ。』と、キツネどん。(p,262)
そんな時に、牛を飼っている人間がやって来て、死因を解明しようと解剖します。
ウサギどん、タンノウの中からはい出して、こう言った。
『人間どん!もし、人間どん!あんたのウシをころしたやつを教えよう。イブクロの中を見てごらん。そうすりゃ見つかるから。』(p,263)
ウサギどん、なかなかの悪ですね・・・
そこで、その男はステッキをとりあげ、イブクロの上をこっぴどくなぐりつけ、中のキツネどんをころしてしもうた。ウサギどん、キツネどんがすっかりおだぶつになってしもうとるのを見ると、とても悲しそうなようすで、人間どんにキツネどんの首が欲しいとたのんだ。(p,262)
さらにはキツネどんの首を持っていくとは・・・
『かまわん。』というので、ウサギどん、それを持ってキツネどんの家へいった。キツネのおかみさんにあうと、『キツネどんにたのまれて、うまい牛肉を持ってきた。』と言うた。キツネのおかみさん、それを、たべるときまで見はせなんだ。(p,263)
そのあと、キツネどんの奥さんと息子はその首を見てしまいます。。。なんて残酷な!!
ちなみに、ウサギどんのその後はどうなったかはわからないそうな・・・。
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まとめ
スプラッシュ・マウンテンの元になった映画「南部の唄」の原作の紹介でした。アメリカの民話であるため、少し残酷な内容も含まれていましたが、非常に興味深かったです。
これを読んでからアトラクションに乗れば、さらに楽しめること間違いなしです!
他にも読んでみたので、ぜひ参考にしてください!
一読する価値はあると思うので、ぜひチェックしましょう!
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