今回は『ディズニーランドという聖地』を購入したので、読んでみます。
ディズニーマニアには絶対に欠かせない本ですよ!
どんな本なの?
書いた人:能登路雅子 (歴史学者、アメリカ文化史学者)
ざっくり内容:歴史的知見をもとにディズニーを紐解く
ざっくり内容:歴史的知見をもとにディズニーを紐解く
この本は、歴史学者の『能登路雅子』氏によって書かれました。
彼女は、ウォルト・ディズニー・プロダクションズ及び株式会社オリエンタルランドの嘱託として、東京ディズニーランド・プロジェクトに参加したレジェンドです。
1990年に初版が発売されて、何度も重版がされているロングセラーの本となります。
歴史学者らしい視点から、ディズニーランドやウォルト・ディズニーについて書かれています。自身の実際の経験をもとに記されているので、非常に濃密な内容です。
隠れミッキーや待ち時間短縮などの裏技は書かれていませんが、東京ディズニーリゾートを心から愛する人にとっては、非常に興味深い本です。
どこで買ったの?
ぼくは、BookoffOnlineで購入しました。数年前に手に入れたのですが、タイミングよく中古の在庫があり、108円で買うことができました!!
Amazonは、在庫が豊富なのでオススメです!楽天市場やYahooショッピングでも、たまに値段の安い中古品が出品されていることもあります。
手に入らなくなる前にゲットしましょう!早いうちがオススメです!
本の構成は?
下記のような6章から構成されており、245ページあります。
文章が中心ですが、たまに図や写真があります!
- ディズニーランド誕生
- 異才ウォルト・ディズニー
- ノスタルジアの演出法
- ディズニーランドの超リアリズム
- 英雄たちの過去と未来
- フロリダ・東京・パリ − ディズニーランドの世界戦略
30年ほど前に出版された書籍ですが、非常に濃密な内容に仕上がっています。原点回帰にぴったりかもしれません。
気になる内容は?
6章から構成されているこの本ですが、今回は後半ピックアップしようと思います。カリブの海賊のストーリーとは!?
ボートに乗って海賊の世界を巡る、カリブの海賊に乗ったことがある人は多いだろう。
暗闇でちょっと落ちる場面もあったりして、若干のスリルも味わえるアトラクションですが、ストーリーを意識したことがある人はいるだろうか?
不思議なことに、カリブの海賊のストーリーは「起承転結」になっていないらしいです。
このショーでは「結」にあたる死の場面から物語が展開し、「結起承転」と順番が並びかえられているために、海賊たちの人生が永遠に循環しているような錯覚を起こさせる結果となっている。(p,153)
なるほど!
骸骨がたくさん出てくる死の場面である「結」からストーリーが始まり「起承転」へと続く。そして、海賊がお酒を飲んで、馬鹿騒ぎするシーンで乗り終わる。
乗った後の不思議な感覚はこのせいであろうか。
確かに、よく考えてみると「起承転結」でアトラクションが構成されていたらどうだろうか?骸骨の不気味なシーンで終わるカリブの海賊。。。
ちなみに、心理学的な証明もこの本でされてました!
カリブの海賊は2階建!?
カリブの海賊は、ディズニーランドでも最大級の面積を持つ屋内アトラクションです。カリフォルニアのディズニーランドでは、この面積確保が問題になったという。
その問題を解決したのが、こんなウォルトの案であるといいます。
「鉄道の内側と外側をショーでつなげば、スペースは広がるよ」
ウォーターシュートでいったん線路の下をくぐり抜けたボートが、水路をめぐり、再び線路の下を通って傾斜を昇り、出口に上がってくるという二重構造は、ディズニーのこの発想から生まれたものであった。(p,155)
そこで、アトラクションを二重構造にすることで、線路の外側の用地を使うことに成功したのですね!
東京ディズニーランドの場合は、鉄道が近くを通っていないので関係ないかもしれません。しかし、最初に下に落ちる場面は、海外のアトラクション由来でしょうね!
ディズニーは生きている!?
「僕の友人で冷凍会社に勤めているのがいるんだが、そこの冷凍室にウォルト・ディズニーが眠っているのを、そいつが実際に見たと言うんだ。なんでも、ディズニーの遺言にしたがって、脳の蘇生技術が完成した暁に、ディズニーをもう一度生き返らせることになっているらしい。」(p,168)
こんな「冷凍保存説」があるといいます。あくまで説なので、ぼくには本当のことはわかりません。
しかし、ウォルトは生前に人間冷凍技術について調べさせたことがあるとかないとか!?信じるか信じないかは、あなた次第です!
幽霊屋敷を作ったのは幽霊!?
ホーンテッド・マンションといえば、東京ディズニーランドにある幽霊屋敷です。怖いけど、どこかユーモアのある世界観が人気ですね!
そんな幽霊屋敷の内装を手掛けたのは、、、幽霊だった!?
「外は僕らが作るが、中は幽霊たちにまかせよう」(p,176)
ホーンテッド・マンションを作る計画は、ディズニーランドがオープンして間も無くからあったようであるが、ディズニーらしい幽霊のショーをいかに演出するかでつまずき、中断されていたといいます。
そこでとりあえず建物を作り「外は僕らが作るが、中は幽霊たちにまかせよう」という言葉を残して、6年間もアメリカ河のほとりに虚しく立っていたんだとか。
なんともアメリカらしい、粋な演出ですね!
ディズニーは独立国!?
カリフォルニアのパークが成功した後、ディズニーはフロリダにも進出し「ウォルト・ディズニー・ワールド」を作りました。
このパークはとても広大ですが、桁違いなんです。。。
フロリダの原野に魔法の人工都市が誕生する前、ディズニー社は州政府から電力、ガス、上下水道、消防、建築基準、道路建設など、本来であれば公共事業であるものを独自に運営するという異例の特権を手に入れた。(p,220)
なんと、警察権、司法権については、地元オレンジ郡の管轄下だが、ディズニー・ワールドはそれ以外の諸権利について「主権」があるという。なんて大規模な!
ちなみに、マジック・キングダムには述べ1.5キロにもわたる地下通路があり、常時8,000人ものキャストが働いているといいます。日本とは比較できないですね!
前半はこちらをチェック!
ぼくのオススメの買い方!
ぼくのオススメの買い方は「1,500円以上のお買い上げで送料無料!通販ショップの駿河屋」です!知る人ぞ知る中古品の通販サイトなのですが、駿河屋で扱っている商品は、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングでも検索できない場合が多いです。
ディズニー関連の本やCD、DVDもなぜか破格で出品されていることが多いです。ぼくもお世話になっています!!
在庫は激しく変動するので、タイミングが合えば、破格に出会えるかもしれません。
まとめ
歴史学者らしい筆者の視点から、ディズニーランドやウォルト・ディズニーについて書かれている本でした。基本的には、米国のディズニーランドやウォルトの話が中心となりますが、東京ディズニーランドにも焦点が当てられています。
他にも読んでみたので、ぜひ参考にしてください!
学者らしく、歴史や文化の背景からもディズニーにアプローチしているレアな資料です。東京ディズニーリゾートが大好きで、その秘密を探りたい人は是非読むべき本だと思いました。
詳しい内容を知りたい方は、是非買って読んでくださいな!
スポンサーリンク |
|
スポンサーリンク |
|
これもあなたにおすすめ
0 件のコメント :
コメントを投稿