【ディズニーの本】『ディズニー五つの王国の物語』を読んでみた!

【ディズニーの本】『ディズニー五つの王国の物語』を読んでみた!
こんにちは。ぼくです。

今回は『ディズニー五つの王国の物語』を購入したので、読んでみます。

ディズニーマニアには欠かせない本ですよ!

どんな本なの?


ディズニー五つの王国の物語

書いた人:有馬哲夫 (社会学者、大学教授)

ざっくり内容:社会学の視点からディズニーパークを紐解く


この本は、日本の社会学者で早稲田大学の教授でもある、『有馬哲夫』氏によって書かれました。

2009年に発売されているので、比較的最近に発売された本ですね!

社会学者らしい視点から、ディズニーランドの秘密を紐解いています。米国のディズニーランドだけでなく、東京ディズニーランドや香港や上海、パリの話もされています。

オリエンタルランド広報部や、ウォルト・ディズニー・インターナショナル・ジャパンの取材協力により描かれているので、内容もかなり濃密です!

隠れミッキーや待ち時間短縮などの裏技は書かれていませんが、東京ディズニーリゾートを心から愛する人にとっては、非常に興味深い本です。

どこで買ったの?


ぼくは、BookoffOnlineで購入しました。

数年前に手に入れたのですが、タイミングよく中古の在庫があり、108円で買うことができました!!

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本の構成は?


ディズニー五つの王国の物語

主に、下記のような9項目から構成されており、324ページあります。

文章が中心の本ですね!

  • 「夢と魔法の王国」はいま
  • ディズニーランド誕生
  • 見果てぬディズニーの「世界」
  • ディズニーを乗っ取れ
  • 東京ディズニーランドの成功
  • ユニヴァーサル・スタジオとのたたかい
  • ユーロ・ディズニーの誤算
  • ディズニーズ・アメリカの屈辱
  • 中国でディズニーランドに賭けた人々

著者は大学教授ということもあり、非常に分かりやすい内容に仕上がってます。

気になった内容は?

ウォルトは冷凍保存されている!?

ウォルト・ディズニー・ワールドのエプコットの記述で気になる記載がありました。

ウォルトはこの実験的年の先端技術を強調するようになる。そして、当然ながら、人体の「冷凍保存」にも関心を寄せる。(中略)死んだばかりの人の肉体を冷凍保存し、死因となった病気の治療法が見つかった未来に回答し、治療を施したのちに生き返らせるという施設である。まさしくウォルトの望んでいたことだ。ここから、ウォルトのしたいは冷凍保存されてディズニー・ワールド内のどこかにあるという噂が生まれた。(p,81)

なんと、ウォルトが冷凍保存されている噂があったなんて!?

実際はウォルトの遺体は火葬されたあと、ディズニー本社に近いフォレスト・ローン共同墓地に埋葬されている。(p,81)

やはり、ただの噂だったんですね・・・でも、夢がある噂です!

東京ディズニーランドは失敗だった!?


アイズナーたちは自分たちの前任者が東京ディズニーランドで大失敗したと考えていた。この海外で最初のディズニーのテーマパークが入場者を集めれば集めるほど、物販や飲食代で売り上げをあげればあげるほど、その思いは強くなった。(p,218)

東京ディズニーランドは成功したが、アメリカ側としては、ロイヤリティなどの面で失敗したと考えていたみたいです。

そして、マイケル・アイズナーはこう語っています。

東京ディズニーランドで所有者となることに失敗したことは非常に高くついた。フランクと私はヨーロッパで新しいテーマパークを手がけるとすれば、主要なオーナーにならなければならないと決心した。(p,219、220)

日本での経験がディズニーランド・パリを生み出したのですね!大成功したとは言えませんが・・・

なぜ、ディズニーランド・パリはうまくいかなかった!?

ユーロ・ディズニー(現・ディズニーランド・パリ)がうまくいかなかった主な理由3点が挙げられていました。

第一にはディズニー社がフランス人を中心とするヨーロッパのお客さまを良く理解していなかったことだ。アメリカでは金曜日が混雑し、月曜日がすくので、金曜日に人員を多く配置し、月曜日に少なくしたが、パリではまったくの逆であることがわかった。(p,233)

その他に、バスで来る人が多いことや、お酒を良く飲むこと、朝食にはトーストとベーコンを好むことも誤算だったとか。

第二の、そしてより大きな原因は、入場者がホテルと物販にまったくお金をかけないことだった。そもそもこれは、料金設定に問題があった。(中略)パリに近いこと、交通が便利なことがホテル収入に関しては裏目に出たのだ。(p,234)

日本人のように、お土産を買う文化も無く、物販に関しても予想を大きく下回っていたと言います。

第三の原因はテーマパーク経営とは直接関係のない経済情勢にあった。(中略)フランスのインフレ率はプロジェクトが当初予想していた5パーセントの半分にしかならず、このためインフレに合わせて値上げすることで増収を図るという目算は大きく狂った。(p,235)

ディズニー社がまったく出資しなかった東京ディズニーランドの時と比べ、アイズナーの意思に反しディズニーランド・パリはうまくいかなかったそうな・・・

幻のテーマパーク、ディズニーズ・アメリカ

かつてディズニー社は、米国史のテーマパークを作ろうとしていたと言います!なんとも興味深いです。

首都ワシントンから東に36マイルはなれたこの地にアメリカの歴史をテーマとするテーマパークを作ろうというのだ。このテーマパークはディズニーズ・アメリカと命名された。(p,250)

このようなテーマパークの構想だったと言います。

このテーマパークは六つのアトラクションから成り立っている。「インディアンの村」、「ルイスとクラークのいかだ」(ルイスはメリウェザー・ルイス、クラークはウィリアム・クラーク、ともに18世紀アメリカの探検家で大西洋側から太平洋側に達した)、アトラクション・ショーつきの「南北戦争の要塞」、「エリス島のレプリカ」、製鉄所を駆け巡る乗り物つきの「工場の町」、フライト・シュミレーターによる「第二次世界大戦の空中戦」、観覧車が呼び物のの州の品評会、田舎の結婚式と納屋での踊りが行われる「家族農場」だ。(p,252)

しかし、反対も多かったと言います。

ジェイムス・マクファースンをリーダーとする200人の学者グループが「アメリカン・ヒストリー・プロテクト」という反対運動の団体を結成した。彼らは「悪貨が良貨を駆逐する」というグリシャムの法則をもじって「まがい物の歴史が本物の歴史を駆逐してしまう」と張り紙し、合図なーには「あなたの思いつきなど他のところへ持っていって、私たち国民の過去に手を出さないでくれ」と訴えかけた。(p,261)

そんなこともあって、結局は実現しなかったんだとか。ちなみに、当時「撤退宣言」ではなく「転進宣言」とディズニー社は言っていたそうですよ!




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まとめ

本書は社会学者らしい、筆者の視点からディズニーランドの秘密が追求された内容となっています。

基本的には、米国のディズニーランドやウォルトの話が中心となりますが、東京や香港、上海にも焦点が当てられています。


他にも読んでみたので、ぜひ参考にしてください!


学者らしく、歴史や文化の背景からもディズニーにアプローチしているレアな資料です。東京ディズニーリゾートが大好きで、その秘密を探りたい人は是非読むべき本だと思いました。

詳しい内容を知りたい方は、是非買って読んでくださいな!
     
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